【音静庵】
 
礼儀正しく慎ましく…そして自分らしく
 


2005年6月26日を表示

■「ウィニー」のウイルス感染で、原発情報が晒される

PC(ネット)が、一般的に広まったのは、Win95あたりからでございましょうか? それ以前のパソコン通信時代とは格段の差で操作性が簡易になり、さらには、PC・ネットの専門知識が殆ど無くても利用できると言ふこどで、ネットが持つ危険性より利便性が強調されたことも一因かもしれませぬ。

また、「公私の別」が崩れ去っていることも見逃してはなりませぬ。
 勤務時間中の、私用でのネット使用
 効率化第一主義で、残業代を削られ、
 会社での仕事を家庭に持ち帰り、私物のPCでの残務処理
等々・・・

会社自体の危機管理も、経費節減優先でおざなりではありませぬか? 持ち帰り仕事をさせるならば、私物PCとの厳格な区別の為、仕事専用PCを貸与するのは、危機管理の面からも不可欠な選択ではないのかと思いまする。貸与PCならば、社内に専任スタッフを設けての、プログラムのインストールチェックも可能になりまする。無駄な経費と思ふ経営者もいると思いまするが、何かあった時には、掛かった経費などとは、桁が違うほどの被害や、会社の存続に関わることになりかねまする。JR西日本・脱線事故のように、安全より利益を優先したことでの莫大な費用に比べれば何と言ふこともありますまい。

今回の「ウィニー・ウィルス」は、「ウィニープログラム」さえインストールされていなければ防げたもの。ウィニーの入ったPCで、作業するなどとはそれこそ(形容は不適切かもしれませぬが)、若いおなごが下着姿で満員電車に乗るようなもの。それを、どう社員・部下に知らしめるか、それが、上司・経営陣の手腕でございましょう。


INTERNET Watch
 Winnyで原子力発電所の内部情報が流出

 三菱電機は23日、関西電力美浜原発や北海道電力泊原発、九州電力川内原発など、三菱電機プラントエンジニアリング(MPE)が点検を請け負っている全国の原子力発電所に関する内部情報がWinnyを通じて流出したことを明らかにした。

 内部情報は、MPEの社員が個人的に所有するPCからWinnyを通じて流出した。社員のPCがウイルスに感染したのが原因だという。流出した情報は、各原発の点検結果報告書や同社員の出張報告書、作業員名簿など約40~50MBに達する。担当者間でやり取りしたメールのデータも流出した可能性があるという。

 三菱電機では、22日夜に毎日新聞からの指摘で流出の事態を知った。同社広報によると「実際にWinnyをインストールし、指摘されたものと思われるデータをダウンロードした。現在は、MPE社員のPCに保存されていたデータと、Winnyからダウンロードしたデータを照合しているところだ」という。三菱電機では23日15時から記者会見を開いて、詳細を説明するとしている。


MSN-Mainichi INTERACTIVE
 原発情報流出:「ウィニー」のウイルス感染でネット上に
 原発情報流出:「トロイの木馬」がファイル内データを暴露
 原発情報流出:トラブル隠しの相談メールまでも

Sankei Web 社会
 私物パソコンの使用管理を 警察庁、都道府県警に指示へ(06/24 21:05)

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06/26(日)02:58 | トラックバック(1) | コメント(0) | ◆ 電脳 | 管理


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