Sankei Web 社会 4年連続で過去最多を更新 外国人の摘発、4割が中国人(02/24 13:19)4年連続で過去最多を更新 外国人の摘発、4割が中国人
昨年1年間に全国の警察が摘発した来日外国人は、前年比9・2%増の2万1842人で、4年連続して過去最多を更新し、国籍別では中国人が全体の42・4%を占めたことが24日、警察庁のまとめで分かった。摘発件数も同16・0%増の4万7124件で過去最多だった。
摘発された外国人のうち不法滞在者が占める割合は56・3%だった。
刑法犯では日本人で8割を占める単独犯が少なく、2人以上の共犯事件が全体の7割に及んだ。来日した外国人の受け皿ができあがっているとみられ、警察庁は「地下銀行や各種証明書の偽造など『犯罪インフラ』の取り締まりを強化したい」としている。
摘発された外国人を国籍別で見ると、中国の次に多かったのは韓国で全体の9・5%。次いでフィリピン、ブラジル、タイ、ベトナムの順だった。刑法犯に限ると、中国が全体の48・1%でほぼ半数を占めた。
犯罪の種類別でも強盗の44・6%、侵入盗の76・4%、支払い用カード偽造の81・0%を中国が占めた。自動車盗はブラジルが65・7%で、次いでスリランカ、パキスタンといった南アジアの国が多かった。
警察庁は、刑法犯の摘発が多かった中国人、ブラジル人の犯行時の職業を調査。中国人は大学生と専修学校生などが37・2%を占め、有職者は35・4%。ブラジル人は有職者が65・4%を占めた。
ピーク時の1997年には摘発が1000人を超えた集団密航は激減し、昨年は44人だけ。一方で、偽造旅券などを使った不法入国の摘発は、前年比52・3%増の1720人に上り、過去最多となった。
昨年1年間に刑法犯で摘発された38万9027人のうち、来日外国人は8898人だった。
来日外国人とは、在日韓国・朝鮮人などの永住者、在日米軍関係者を除いた国内にいる外国人を指す。(共同)----------
来日外国人の犯罪件数、過去最多 逮捕・送検2万2千人 - asahi.com : 社会 昨年1年間に事件を起こして逮捕や書類送検された来日外国人は前年より約2000人増の約2万2000人にのぼり、過去最多を記録したことが24日、警察庁のまとめで分かった。初めて統計をとった、窃盗や強盗、詐欺などの財産犯で摘発された事件の総被害額は約65億1000万円にのぼった。警察庁は「組織化が進み、暴力団と役割分担するケースも目立つ」としている。
集計によると、来日外国人全体の摘発件数も前年より16%増の約4万7000件で過去最多だった。国籍別の事件件数は中国(36%)が最も多く、トルコ(16%)、ブラジル(15%)、韓国(7%)などが続く。
罪名別では、殺人が40件、強盗が269件、窃盗が2万7518件でいずれも前年より増加した。窃盗のうち、住宅などへの侵入盗やひったくり、すりは減少傾向にあるが、自動車盗と車上狙いはそれぞれ前年より6割増えた。スキミングなどのキャッシュカード偽造事件は同94件増の252件に上り、225人が逮捕などされた。