【音静庵】
 
礼儀正しく慎ましく…そして自分らしく
 


先駆者の悲劇:内部告発

日本語には「波風立てるのは避ける」「見て見ぬふり」「何もそこまでせずとも」等々の言い回しがあり、また「お天道様は見ている」「悪銭身に付かず」「いつかしっぺ返しが来る」「悪の栄えるためし無し」と言って、自滅することを示唆する言葉も沢山あります。

 商売人にとって、世間に後ろ指をさされることと解っていても、その恩恵に麻痺した感覚から抜け出せないことも多々・・・それを逆手にとって、強請たかりする輩も沢山。

 内部告発と言えば、NHK⇔朝日新聞⇔安倍・中川両氏の三つ巴記憶に新しいですね。あれは、内部告発者の長井だか短いだかのNHKプロデューサーの胡散臭さ、そして、該当番組の呆れ果てた内容・・・唖然としましたね。

内部告発者を報復するのはとんでもないことだけれど、やはり、その内部告発が義憤に駆られたものなのか、それとも私憤なのかの判断は、会社の支配下外の外部機関等によって付けなくてはならないと思います。きちんとした判断なくしては、その会社への言いがかり的なもので明らかに、評判を貶める為のものだった場合、その会社は命取りになる恐れもなきにしもあらずですから。。。



カルテル内部告発で30年閑職、男性の賠償一部認める

 運輸業界の違法カルテルを内部告発して以来、会社から約30年にわたって閑職に追いやられたとして、富山県高岡市、串岡弘昭さん(58)が勤務先の「トナミ運輸」(高岡市)を相手取り、5400万円の損害賠償と謝罪を求めた訴訟の判決が23日、富山地裁であった。

 永野圧彦裁判長は「原告の内部告発は正当で法的保護に値する。会社は報復として不利益な扱いをした」として、時効分を除き、慰謝料200万円を含む約1356万円の支払いを同社に命じた。謝罪については請求を退けた。

 判決によると、串岡さんは営業担当だった1974年、トナミ運輸を含む大手業者が話し合いで運賃を高く設定し、自由な競争を妨げる違法カルテルを結んでいたとして、公正取引委員会などに告発。公取委が立ち入り調査した後、業界は路線運賃などの申し合わせを破棄した。

 同社は、内部告発を受けて、串岡さんを75年から教育研修所に異動させた。狭い個室に1人で隔離し、仕事は草むしりなど雑務だけ。その後、隔離はなくなったものの、約30年間、昇格させなかった。

 永野裁判長は「人事権の行使は使用者の裁量的判断に委ねられるが、法令や公序良俗に反しない限度で行使されるべきで、正当な内部告発を理由に不利益に扱うことは違法になる」と認定した。串岡さんが提訴した2002年には、内部告発で雪印食品の牛肉偽装事件も発覚。「内部告発」はその年の流行語大賞のトップテンに選ばれ、串岡さんは代表で受賞した。その後も、2004年6月に公益通報者保護法が成立するなど、内部告発者を保護する動きが進んでおり、判決が注目されていた。

 閉廷後、記者会見に臨んだ串岡さんは「30年間、寝ても覚めても、夢の中でも屈辱感でいっぱいだったが、今は本当にすがすがしい気持ち」と晴れやかな表情を見せ、「内部告発する人を勇気づける判決になった」とも述べた。謝罪が認められなかったことについては、弁護士と相談した上で控訴したいとした。

 一方、トナミ運輸は「判決は当社の考えと相いれない部分もあり、控訴することを検討しております」とのコメントを出した。

          ◇

 判決について、内部告発の相談に乗る「公益通報支援センター」事務局長の阪口徳雄弁護士は「企業内部で不正を改善する努力が不十分なケースでも、法的保護の対象と認められた点は大きい」と評価。公益通報者保護法は、告発の前に企業内部で不正をただす努力を告発者に求めているが、「今回の判決により、告発する人が増えるのではないか」と期待を示した。




02/24(Thu)01:59 | Trackback(0) | Comment(0) | ◆ 時事 | Admin

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