【音静庵】
 
礼儀正しく慎ましく…そして自分らしく
 


2005年2月18日を表示

東京都・・・GJ!

「お雇い外国人」が居なかったら、今の日本の基礎は無いわけで、そういう恩人達のお墓を保存しておくことになったのは、日本人らしい「恩義に報いる」というヤツですね。

「お雇い外国人」って、知らない人もいるのかな?
柔らかいところでは、『はいからさんが通る』で知られている“大和和紀”の『N.Y小町』のヒーローがそれ。って、これ、女性にしか通じないかな (っ゜ロ゚)っ いやん


簡単に言えば・・・明治政府が、欧米の様々な職種の方々にお願いして日本に来て貰い、その方々の持っている技術や知識を日本人に教え込んだってことだと思います。任期が終わり母国へお戻りになった方もおられるようですが、任期をのばしながら日本で活動を続け、鬼籍に入られた方も多く、そういう方々のお墓が、青山墓地にあったということですね。

外人墓地と言えば、横浜山手にあるものが有名ですが、こちらは、観光地として維持保存されています。



日本の為に働き、日本の地に眠っている異国の方々を偲んで・・・黙祷(-ωー)




お雇い外国人も多数、青山外国人墓地を都が保存へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050218i505.htm

 東京都立青山霊園(港区南青山)の一角にある外国人墓地について、都が保存に乗り出すことになった。日本の近代化に貢献した「お雇い外国人」らが多数埋葬されており、管理費が未納のままのケースも目立っているが、“恩人”たちの墓地の文化的価値に配慮した。来年度から具体的な保存策の検討に入る。

 同霊園は1874年(明治7年)の開設。都心の1等地で、明治期を中心に多数の外国人が埋葬されたが、多くが親族と連絡がとれない。1平方メートル当たり年間590円の管理費は滞納され、墓石が傾いたり、なくなっている墓地もある。

 都は昨年10月、霊園条例に基づき、管理費を5年以上納めていない墓地78件について、1年以内に支払われない場合、「無縁墳墓」として改葬するとの看板を現地に設置したが、親族らからの申し出は、ほとんど寄せられていない。

 78件の中には、小説「金色夜叉」の英訳者で、東京大で教べんをとった英国人アーサー・ロイド、明治期に開業医として活躍し、福沢諭吉から「日本医道の恩人」とたたえられた米国人シモンズ、草創期の帝国ホテルで総支配人を務め、西洋式ホテルの普及の基礎を築いたドイツ人カール・フライクらの墓もある。

 こうしたケースは通常、墓地の使用許可が取り消されるが、看板を見た都民から保存を求める声が寄せられ、都は歴史的価値を個別に評価したうえで、原則として保存することにした。

 保存を訴えていた東京農工大の高橋雄造教授(科学技術史)は「日本の近代化に尽くした人たちが忘れられていくのは忍びないと思っていたので、保存されるとすれば歓迎したい。外国人の場合、管理費の滞納はやむを得ない。保存の対象はできる限り幅広くしてほしい」と話している。




02/18(金)17:27 | トラックバック(0) | コメント(1) | ◆ 時事 | 管理


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