Yahoo!ニュース - 2ちゃんねるITmediaニュース
「のまネコ」は「モナー」? ネットで騒動に エイベックスグループが販売する音楽CD「恋のマイアヒ」の映像に登場するキャラクター「のまネコ」をめぐり、「有名なアスキーアートに似ている」とのインターネットの掲示板などで指摘され、騒動になっている。
エイベックス側は「アスキーアートにインスパイアされてキャラクター化したもの」と説明するが、ネットユーザーは「ネット上でみんなで育ててきたキャラクターを改変し、独占的に金儲けに使うのは納得できない」などと批判している。
企業がネット上の書き込みやキャラクターを商品化するケースが増えている一方、ネットユーザーとの“距離”の取り方や付き合い方の難しさも浮き彫りになった形だ。
~ 以下略 ~
INTERNET Watch
「恋のマイアヒ」の“のまネコ”はモナーにインスパイア~エイベックスエイベックスが発売する「恋のマイアヒ」が人気だ。一方、インターネット上では、この恋のマイアヒのキャラクターである「のまネコ」に対して、2ちゃんねるのアスキーアートの盗用ではないかとの指摘もある。
~ 中略 ~
2005年6月にはエイベックスから「恋のマイアヒ」として発売された。サビの「飲ま飲まイェイ!」に合わせてお酒を飲むキャラクターを「のまネコ」と命名し、のまネコグッズの販売なども開始した。
2ちゃんねるなどの掲示板では、モナーは著作権者不明でユーザーが共有してきたキャラクターだとして、一企業がオリジナルキャラクターとして商品化することに対し反発。商標登録により、ユーザーがモナーのアスキーアートを自由に使えなくなるのではないかとの危惧も指摘された。
これに対して、エイベックスも公式見解を発表する事態になった。同社では「のまネコ」は「のまネコ」の著作権を管理する有限会社ゼンと商品化契約を締結した上で使用しているという。エイベックスとゼンの公式見解によれば「『のまネコ』は、インターネット掲示板において親しまれてきた『モナー』などのアスキーアートにインスパイアされて映像化され、エイベックスネットワークとゼンが今回の商品化にあたって新たなオリジナリティを加えてキャラクター化したものだ」とコメント。両社では、一般ユーザーに対して「モナー」など既存のアスキーアートやキャラクターについて、使用を制限することはないとしている。
有限会社ゼンについては、のまネコを商標化するためにエイベックスが急遽設立した企業なのではないかとの憶測も流れるなど、2ちゃんねるをはじめとしたインターネット上のコミュニティでは、のまネコに対する反発は依然として収まっていない。エイベックスネットワークではゼンについて「エイベックスとゼンには資本関係はなく、純粋にビジネスパートナーとしての関係だ」としている。さらに、インターネット上で噂されている記者会見については「まったく予定していない」とコメントした。