【音静庵】
 
礼儀正しく慎ましく…そして自分らしく
 


2005年5月4日を表示

■性行為に伴うリスクの周知

最近、学校教育の中で行われる「行き過ぎた性教育」への関心が強くなってきているようですが、こういう問題は、どうしたら良いんだろうねぇ。
やっぱり、学校で教える必要性があるんだろうねぇ。

家庭で教えると言っても、「性病」を正しく理解し、そのリスクを正しく教えることの出来る親がどの程度いるか・・・これは、絶望的。となれば、やはり、厚労省と文科省の垣根を越え、正しいリスク教育をしなければならないんだろうと思う。

あやふやな“性病によるリスク”教育は、性病が原因ではない不妊症の女性達を苦しめることにもなるわけで・・・今でさえも、女性特有の病気に対して、誤った認識で、同性・異性双方から軽率な言葉をかけることが散見され、病気で苦しんでいる女性達に対し、精神的な追い打ちをかけていることを知って欲しい。

女性器特有の病気(ガン・筋腫など)は、過去に罹患した性病を原因としていることも「0」ではないそうではあるが、全員が性病を原因としているのではない。



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<性体験ある高校生>1割がクラミジア感染 厚労省調査


 性体験のある高校生のうち約1割が、性感染症(STD)の一種、性器クラミジア感染症に感染していたことが厚生労働省の研究班の調査で分かった。STDはエイズウイルス(HIV)の感染率を3~5倍高めるとされるが、全国高等学校PTA連合会が実施した別の調査では、高校生の4分の1以下しか、その認識がなかった。エイズ感染者・患者の合計が先月1万人を突破した中、専門家は若者を中心に爆発的に増加する恐れがあると警鐘を鳴らしている。

 研究班は10代の人工中絶率などが全国平均とほぼ同じのある都道府県で、一昨年秋から約1年間かけ、13の高校に在籍する1~3年生の無症状の男女約5700人を対象に、匿名の質問票や尿検査などで調べた。

 クラミジアは性行為により感染。多くが無症状で、抗生物質で治るが、放置すると不妊症などになる恐れがある。

 性交渉の経験者は男子高生が全体の31.1%、女子高生は43.6%。このうちクラミジアに感染していたのは男子6.7%、女子13.1%で、全体では10.6%に達した。年齢別では16歳の女子高生が17.3%で最も高い。欧米の女子高生の感染率は1~4%で、日本は際立って高いという。

 一方、同PTA連合会では、高校生の性に関する知識などを調べるため全国1万1000人を対象にアンケート調査し、1~3年生計約9600人が回答。STDにかかるとHIVに感染しやすいと答えたのは男子高生が22.2%、女子高生は24.7%しかなかった。

 84年の調査開始後、4月3日現在、HIV感染者の累計は6734人、エイズ患者は3336人で計1万70人。1月3日~4月3日の新規HIV感染者207人中、20~30代が75.4%を占め、若者に広がっている。

 研究班の今井博久・旭川医科大助教授は「一般の高校生に性感染症が広がっている背景には、インターネットや雑誌などで刺激的な性情報がはんらんする一方、必要な性教育がほとんどされていないアンバランスさがある。このままではHIV感染者が劇的に増える危険性がある」と指摘する。【玉木達也】
[毎日新聞5月4日]



05/04(水)17:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | ◆ 気儘な話 | 管理


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